裏庭
(梨本 香歩)
主人公、照美の家は両親共働きで、双子の弟がいました。 しかし弟は風邪をこじらせて死んでしまいます。
両親の代わりに弟の面倒を見ていた照美はショックをうけ、自分の責任ではないかと自分を追い詰めてしまいます。
それに加えて両親のそっけない態度が自分が弟を死なせたからだと思い、自分を嫌いになったのではないかと思い詰めます。
広く説明するのはここまでにして、登場する照美の父・母・祖母・純、そして「裏庭」で登場するテナシ・スナッフ・・・それぞれの話が、 それぞれ感動させてくれます。
これは説明を読んでいるよりも、実際に読んでみた方が良いと思いますよ。
そんなにファンタジーっぽくない感じがしたり、穏やかな進み具合の時もありますが、最後の方は一気に話が進みます。 (と思います)
本の値段も定価590円(税別)とお求め安い(笑)
夏休みや冬休みの「宿題が終わって何か暖かい本が読みたいなぁ」って言う時に(どんな時だ・・・)どうぞ。
作者紹介
梨本香歩(なしき かほ)
残念ながら詳しい紹介は探せませんでした。 1959年、鹿児島生まれ。イギリスに留学、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事。 『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、 『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞を受賞。 他の作品*『丹生都比売(におつひめ)』『エンジェル エンジェル エンジェル』『りかさん』『春になったら莓を摘みに』など
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